いつもときめいてる人になりたいな。
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現代スペイン・リアリズムの巨匠『アントニオ・ロペス展』

Bunkamura ザ・ミュージアムに、現代スペイン・リアリズムの巨匠『アントニオ・ロペス展』を観に行ってきました。
いやぁーよかったです。圧倒されました。
アントニオ・ロペスという人は知りませんでしたが、駅貼りのポスターを見て俄然興味が沸き、出掛けました。

一応リアリズムの巨匠と付いているのですが、この人の絵を見ると「リアリズム」とは何かということを考えさせられます。
筆致はそれほど細かくはありません。私の大好きな若冲などは超細密画の技法で対象物をとことん描きながら、逆に別の世界を作り上げています。
ところがロペスは、細かく描いているわけではないのに、そのリアルさがバンバン伝わって来ます。

いったいロペスは何を描いているのでしょうか? 私はそこに「スピリット」が描かれているのを感じました。都市には都市のスピリット、人物には人物のスピリット、植物には植物のスピリットが、絵をじっと見つめていると画面から滲み出て来る。確かにそこに居るのです。描かれていない筈の「スピリット」が。

これはロペスが「光」を画面に描いているからだと思います。若冲は輪郭を描きました。だから細密に描くほどファンタジーになる。ところがロペスは「光」を描いていく。「光」を定着させていった結果、筆致は粗いけれども、圧倒的なリアリズムがそこにあり、目に見えない「スピリット」まで描き込まれている感じがしてくるのです。

帰りに図録を買って帰りましたが、図録からは「スピリット」まで感じることはできませんでした。
ですから、やはり Bunkamura まで足を運んで観ていただきたいと思います。
彫刻作品も素晴らしいです。そこに確実にサムシングが居るのが伝わって来ます。
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